-き-
季節と季節の変わり目で
音を鳴らして降る雨は
何を流していくのかと
誰を連れて行くのかと
理由もなく削がれたやる気
今日はもうこのまま
消えてしまおうかと
歩む足は止まらず
変わらないまま家路につく
窓からしたたる雨粒に
あの日見たしおらしさはなく
ただただ一つの筋となり
外の世界を揺らすだけ
ああ この雨と同じように
ワタシの想いも流れてしまえ
ああ この季節のように
ワタシの心も流れてしまえ
星の数ほどいる
あなたよりいい人なんて
星の数ほどいるや
あなたより素敵な人なんて
百-momo-
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